引越し知恵袋
新しい部屋に引越すということは、新しい人生の幕開けとも言えます。夢と希望に満ちた部屋で新しい人生を気持ち良くスタートさせたいですよね。
でも、気に入ったお部屋を見つけるのは意外と大変。不動産屋さんを何軒も訪ねたり、いろいろな届け出が必要だったりと、初めての人には分からないことだらけ。
そこでこのページでは、引越し初心者さんもベテランさんも、スムーズに引越すためのポイントをお伝えします。
引越しの簡単な流れ
まずは引越しの流れを確認していきましょう。
画像クリックで各項目の説明にジャンプします。
希望条件と予算を決める
新しいお部屋を探そうとするとき、いろいろな条件を欲張りたくなるものですよね。
でも、条件が多くなればなるほど、お部屋探しは難しくなっていきます。
自分の望みの条件に優先順位をつけて部屋を探すのが第一のポイントです。
家賃は収入の1/3以下で
家賃は「収入(給料)」の1/3以下が基本です。家賃のほかに管理費や駐車場代などの出費のことも忘れずに。
1/3を超えるととたんに毎月のやりくりが大変になるので、注意してください。
女性のお部屋選び
女性の一人暮らしは、なにかと不安がつきもの。安心して暮らすためには「人気の多いところ」「2階以上」「オートロック」がベスト。
目の前にコンビニがあったりするとちょっと安心な場合があります。なるべく安心して暮らせる環境を選びましょう。
希望条件のチェックポイント
お部屋探しの際にチェックするべきポイントをあげてみましょう。
- 家賃(収入の1/3以下が基本)
- 地域(学校、職場のそば、友達の多い地域…)
- 駅、バス停からの距離(徒歩何分以内…)
- 間取り(広さ・部屋数・日当たり…)
- 建物の種別・築年数(アパート・マンション・新築…)
- その他の条件(ペット可など)
- 設備(エアコン・FFストーブ・ロードヒーティング・エレベーター…)
以上の条件から、自分の優先順位を決めて、無理のない部屋探しをしましょう。
お部屋の情報探し
次はお部屋を探しましょう。…とは言っても、どこから手を付けたらいいのでしょうか。
まずは地域によっての家賃の相場や、いろいろな間取りの物件を確認してみましょう。じっくりと探すのであればたくさんの不動産屋さんの物件が紹介してある、情報誌がおすすめです。
青森では専門誌「ハウジングライフ青森」が毎月発行されております。
そして、インターネットでの物件検索になります。
インターネットは即時性がありますので、まだ情報誌に載る前の物件が掲載される可能性があります。ぜひご利用ください。
さて、お目当ての物件が見つかったものの、敷金や礼金などの用語の意味があいまいだったりしますよね。こういった基本的な引越し用語を解説していきます。
所要時間
不動産の表記では、徒歩1分=80mで計算しています。例えば「徒歩5分」という表記では400m離れていることになります。歩くのがゆっくりな方は、表記の時間にもう少しプラスして考えるのがコツです。
敷金
契約時に貸主に預けるお金。部屋を解約した時に返還されますが、借主の費用負担(修理・修繕、ルームクリーニング等)が発生した場合、一般的には、その分を差し引いて返金されます。
礼金
貸主に支払われるお金。退去時にも返金されません。
仲介手数料
契約締結後に、わたしたち不動産会社がいただくのが仲介手数料です。
契約更新事務手数料
契約期間満了時、再契約をされる場合にわたしたち不動産会社がいただく事務手数料です。
管理費(共益費)
アパート・マンションなどの共用部分(浄化槽の維持管理費、入口や廊下の照明の電気代、エレベータの維持管理費など)の維持管理に必要な経費です。家賃+管理費が、1ヶ月に支払う金額になります。(管理費が家賃に含まれる場合もあります。)
物件問い合わせ
雑誌やインターネットでお気に入りの物件を見つけたら、実際にその物件を取り扱っている不動産屋さんに問い合わせます。
情報誌やネットで見ていくら気に入っても、自分が実際に暮らす場所だからこそ、実際にその目で物件を確かめてから決めましょう。
不動産屋さんに問い合わせるときは、以下のポイントを確認してからメールや電話をしましょう。
物件名
気に入った物件の名前とともに、どこでそれを見つけたかも忘れずに伝えられるように確認しておきましょう。「○○(情報誌名)の×月×日号で見ました」「インターネットの物件情報で見つけました」など。
物件番号・問い合わせ番号などがある場合は、その番号を控えておくとスムーズな問い合わせができます。
希望条件
お気に入りの物件がすでに決まってしまっているときもあります。その時に自分の希望条件をしっかり伝えて、他の物件を紹介してもらいましょう。
訪問(下見)できる日時を決めておく
お気に入りの物件がまだ空いていたら、次はいよいよ下見です。
ただ、いつでも自分の都合のいい日に下見に行けるとは限りません。不動産屋さんときちんと打ち合わせをしましょう。
また、退去予定のお部屋はまだ入居中の場合もあります。自分が行ける日を何日か設定しておいて、都合をつけてもらうのがコツです。
物件の下見
いよいよお目当ての物件とご対面です。
まず不動産屋さんを訪ねて、そのあとに現地まで案内してもらいます。
現地に着いたら建物の外装や内装はもちろん、周辺の環境や交通機関のチェックもお忘れなく。
広さ・高さ・収納
ベッドやタンス、背の高い本棚・冷蔵庫など、大きな家具があるときは、広さだけでなく高さにも気を配りましょう。スケールを持参して計ることもできます。
また、収納スペースも大事なポイントです。自分の持ち物がきちんと納まるか確認してください。
設備
エアコン・ストーブ・洗面台・シャワー・照明器具などの設備を確認しましょう。
また、コンセントの位置や電気容量もチェックポイントです。
日当たり・風通し
部屋の向き、周りの建物などで日当たりは大きく変わります。南側に大きな建物がある場合は、日当たり具合をよく確認しましょう。
また、部屋の反対側にも窓があると、風通しがいい部屋だと言えます。
防音・遮音
上の階の足音が響かないか、隣室からの音が漏れてこないかは大事なチェックポイント。
外からの騒音が入ってこないかも確認するようにしましょう。
所要時間・付近の施設
最寄りの交通機関からの所要時間も、実際に歩いて確認しましょう。その時にコンビニやスーパー、郵便局など周りの施設も一緒に見ておきましょう。
また、バスを利用する場合は、便数や最終バスの時間のチェックもお忘れなく。
昼と夜
昼と夜とで、街の雰囲気がガラリと変わってしまう場所もあります。出来る限り、昼・夜両方の下見をお勧めします。物件周辺の確認事項なので、場所さえ分かれば下見当日でなくてもチェックは可能です。女性の場合は特に入念に!
駐車場の場所
車を持っている方、購入する予定がある方は、駐車場の場所も実際に確認してください。
敷地外に駐車場を借りる場合は、そこまでの所要時間も忘れずに。
契約手続き
下見が終わって、お部屋が気に入ったら、いよいよ契約です。
担当者の説明をよく聞いて、契約書の内容や分からないことは必ず契約前に確認してください。
契約後にキャンセルしますと、違約金が発生しますので、納得のいくまで話し合って契約しましょう。
入居申込書の記入
入居を決めたら、入居申込書に必要事項を記入します。この時点ではまだ正式な契約ではありません。申込書には、現在の住所・氏名・勤務先・連帯保証人などを記入する欄があります。
入居審査
記入していただいた入居申込書を基に、貸主が入居者の審査をします。審査の結果がでるまで1週間ほどかかる場合もあります。
入居契約
入居審査に合格したら、改めて契約書を交わします。前もって不動産屋さんより必要書類・費用の連絡をいたしますので、契約の日までに必要なものを全て揃えておきましょう。
- 必要書類:住民票・印鑑・印鑑証明・身分証明書(免許証など)・連帯保証人の印鑑証明・実印など
- 必要費用:敷金・礼金・仲介手数料・前家賃・保険料など
別に駐車場を借りる方は、駐車場の分の費用も必要になります。前もって不動産屋さんに確認してください。
引越しの準備
無事に契約が終わったら、いよいよ引越しです。引っ越し前にはやらなければならないことが山積み。
- 電気・ガス・水道・電話などの移転願い
- 郵便局に郵便物の転送願い
- 役所への転出転入届 などなど…
引越し業者に頼む場合はいいですが、自分で引越しとなると、段ボール集めからトラックの手配まで、これまた大仕事。
やるべきことを表にまとめて、ひとつひとつ行っていきましょう。
引越しは仲間と?
引越し会社に頼むのなら、なるべく複数の会社に見積もりの依頼を。特に春先の引越しの場合は引越し会社の繫忙期のため要注意!早めの依頼を心がけましょう。
仲間内でやってしまうのなら、段ボールなどの梱包材・トラック・人員の確保が必要です。
引越し会社であれば当社でもご紹介いたしますので、お気軽にご相談ください。
住民票の転出届
住民票の転出届は、現住所の市町村役場で転出予定日の14日前から受付けてもらえます。引越し間際の慌ただしい時でなく、前もって届けを済ませておきましょう。
電気・ガス・水道・電話の移転手続き
電気・ガス・水道は、管轄の営業所に引越しすることを連絡し、現在住んでいる場所での使用停止と、移転先での使用開始の日時を決めてください。電話はNTTの「116」番で移転の手続きを受け付けています。
郵便局への転出届
郵便局への転出届も忘れないようにしましょう。届けを出すと、旧住所に届いた郵便物を新住所に1年間転送してくれます。
その他のチェック項目
- 粗大ゴミがあるならば引取りの連絡
- 引っ越し先のご近所への挨拶
- 学校・職場などの転出手続き
- 新聞の販売店への連絡 などなど…
引越し後にすること
無事に引っ越しが住んで、一段落だと思います。しかしまだやらなければならないことがあります。あともうひと踏ん張りです!
引越しの最終作業をキチンと済ませて、気持ちよく新しい生活をスタートさせましょう。
新居のチェック
実際に新しいお部屋に入ると、下見の時には気づかなかった不都合が出てくる場合もあります。
特にありがちなのは扉の建て付けや各種設備機器の故障、水道管からの水漏れなど。気になるところは、見つけ次第不動産屋さんに相談しましょう。
電気・ガス・水道の開栓手続き
電気・水道は、新しいお部屋に備え付けられているハガキに使用開始日を記入して送るだけで使用できます。(冬期間は、凍結防止のために水抜きをしている場合がありますのでご確認ください)
ガスは立合の元、ガス会社に開栓してもらわなくてはなりません。前もって日程を決めておきましょう。
住民票の転入手続き
新しいお部屋の市町村役場に行き手続きをします。前住所の役場でもらった転出届と印鑑を持参してください。
その他のものの住所変更
免許証、銀行、クレジットカードなども住所変更が必要です。
以上、お部屋探しから引越しまでの間にやらなくてはならないことをまとめました。
一言に「引越し」といっても、これだけのことをやらなくてはなりません。けれども新たな部屋、新しい環境での生活は、きっと今までより楽しく輝いたものになるはずです。一つずつ、確実にこなしていきましょう。
青森でのお部屋探しの際はぜひ、あすなろ不動産をご利用ください。